- クライアント
- 西会津
- 主担当
- 奥
- サブ担当
- 大曽根、藤井
依頼の背景
人口減少・少子高齢化が進み、地域の健康増進においてこれまで異なるサポートが必要となってきており、模索していた。
課題
行政主導ではなく、町民協働/町民主体で健康づくりを進めることができるか、体制や文化づくりのためにどのようなことができるか模索していた。
アクション
(現在進行中)
鎌田實による市民向け講演会の実施。
奥川地区をモデルとして自治区単位での健康座談会(「みんなでワイワイ語ろう会」)をスタート。
事前に地域のコアメンバー達と事前打合せを行い、テーマやタイトルを共創。本番では、講話と参加者との対話、自分たちでできる小さな動きを決める。
様々な自治区で実施中。
成果
(現在進行中)
・複数個所での「わいわい語ろう会」実施
・実施自治体での継続的開催 等
クライアントの声
健康増進課 課長
小瀧様
Q1.当研究所を知ったきっかけ
鎌田實先生からのご紹介(鎌田先生に町の健康づくりを支援していただけることになったことから)
Q2.当研究所との事業の中で、「よかった」と思うことがあれば教えてください
事業の進行管理が非常に丁寧であり、また高い専門性と指導技術があると思います。町民参加のワークショップや専門職等への研修でも、参加者の意見や考えを丁寧に引き出し、それを可視化し参加者の意識と満足度を高めていただいており、参加者の仕事や健康づくりそのものへのモチベーションの高揚につながっていると感じています。
Q3.当研究所との事業の中で印象に残ったエピソードがあれば教えてください
鎌田先生の講演会が新型コロナの影響により中止・延期の方向で考えていましたが、研究所(奥先生、大曽根さんなど)からの提案により「中止でも延期でもない新しいスタイル」として、鎌田先生の講演をケーブルテレビスタジオから生放送で行いました。
番組の構成についても様々なアイデアを提案していただき、色々な人を巻き込み、町の情報インフラ(CATV)を最大限活用した町民参加型の番組が制作でき、町民からも大変好評をいただきました。コロナ禍だからこその事業の展開方法を教えていただけたことは、その後のコロナ対策の参考となっています。
Q4.よろしければ、当研究所の今後の活動へエールをお願いします
西会津町の健康づくりプロジェクトは、鎌田所長はじめ研究所の先生方の全面的なご支援・ご協力をいただき実施しています。お陰様でプロジェクトに参加している町民の中から、「自分たちで考え行動することの楽しさや大切さ」や「それを支える行政の新しい支援の仕組み」という新しい風が吹いてきたと感じています。この流れを町内の多くの集落や地域・団体に知ってもらい、そして広げていき将来この健康づくりの仕組みが「町の文化」として根付くよう取り組んで参りますので、引き続きよろしくお願いします。
健康増進課 保健師
田崎様
Q1.当研究所を知ったきっかけ
鎌田實先生に、本町の健康づくりへのアドバイザーを依頼した際に、紹介を受けました。
Q2.当研究所との事業の中で、「よかった」と思うことがあれば教えてください
① 13人の委員の方々(町民)と「健康とは何か」を一緒になって語って、語ってできあがった健康増進計画が宝物として感じられたこと。
② ①の「オモシロ座談会」や地域での「健康づくり座談会」の展開の実際を現場で
学べたこと。
Q3.当研究所との事業の中で印象に残ったエピソードがあれば教えてください
「オモシロ座談会」「健康づくり座談会」を進める上で、『7つ道具勉強会』という専門職の勉強会を開催してきたが、メンバーはフェイスブックをそれぞれ立ち上げ、その中で勉強会の情報交換や感想など行うことになり、合わせてオンラインでのミーティングや座談会に発展し、今どきのSNSやITも今となっては、庁内の職員はもとより、管内の専門職の中でもちょっと先進的な今どきの人になったこと。
Q4.よろしければ、当研究所の今後の活動へエールをお願いします
当初は、何が始まるか全くわからず、不安だらけでしたが、今は、ようやく目指すところが明確になってきて意欲が湧いてきたところです。これからも「いつのまにか○○になっていた」的な支援をお願いします。