- クライアント
- なし
- 主担当
- 藤井
- サブ担当
- 浅沼、山崎、高橋、加納、小森
依頼の背景
町田市の中でも交通の利便性が悪く、昔ながらの文化や気質を守ってきた小野路町は、「小野路問題」とも言われるほど、医療や福祉サービスが届きにくいエリアとなっている。また、健診受診率が市内の他の地域より低かったり、高齢化率が高かったりなど、健康課題などを抱えている。
地域包括ケア研究所としては、まちだ丘の上病院でのかかわりの中で、地域の医療機関として何かできることは無いかと考えてきた結果として、「もっと地域にとって医療を身近なものにする」ことを考え、当プロジェクトに着手した。
課題
・小野路地域の高齢化とそれに伴う健康課題
・地理的なハンディによる医療や福祉サービス難民
・産業的に農業などが多いが、高齢化等によりその産業の維持の問題
・子育てするための資源が乏しく、子育て世代にあまりやさしくない
・里山の保全などが、地域の労働資源が減少し課題に
アクション
・地域の中で、医療を身近にするための在宅医療・介護機能の提供(訪問看護ステーション開設)
・健康を身近にするための、暮らしの保健室の開設(予定)
・地域の人々がなんとなく集う「食」の機能提供(キッチン開業)
・地域の人々がつながる「コミュニティスペース」の開設
・地域の人々がつながるきっかけづくり(イベント開催、コミュニティ運営 など)
成果
まだ開業して間もないながらも、ヨリドコ小野路宿という場やここで行われるイベントや活動などを通じて、地域の人々とつながったり、この地域に関心を持つ人々とつながったり、さまざまなつながりが芽生え始めている。